ポータブルバッテリーの持続時間は、使用するデバイスの消費電力とバッテリーの容量によって大きく異なります。一般的な目安として、500Whのポータブルバッテリーを使用する場合、消費電力60Wのポータブル冷蔵庫は約8〜10時間連続で稼働できます。これに対し、スマートフォン（消費電力約5W）を充電する場合、約40回の充電が可能です。ノートパソコン（約50W）では、5〜6回のフル充電が可能です。
ポータブルバッテリーの持続時間を計算するには、バッテリー容量（Wh）を使用デバイスの消費電力（W）で割り、稼働時間を求めます。たとえば、300Whのバッテリーを使って消費電力10WのLEDランタンを使用する場合、約30時間の持続時間が期待できます。これは短期のキャンプや非常時において、持続的に光を確保できるため非常に便利です。
また、Dabbsson DBS1400PROのような大容量モデルでは、1408Whの電力を持ち、ポータブル冷蔵庫を約20〜25時間連続で稼働させたり、スマートフォンを約100回充電することができます。このような大容量のバッテリーは、長期のアウトドア活動や災害時にも非常に頼りになります。
災害時の使用例として、2021年の関東地方の大規模停電の際には、ポータブルバッテリーが家庭での電力供給に大きな役割を果たしました。特に、冷蔵庫や照明など、基本的な電力供給を数時間から数日にわたり維持するために、持続的な電力供給が求められる場面で非常に重宝されました。
山田健太氏は、「ポータブルバッテリーの持続時間は、どのデバイスをどのくらいの時間使うかによって大きく左右されるが、適切に選べば日常的な使用や非常時のバックアップとして十分な電力が確保できる」と述べています。使用シーンに応じたバッテリーの容量選びが、快適な使用体験を左右します。
詳しい製品情報や、さまざまな使用状況における持続時間の詳細については、ポータブルバッテリーをご確認ください。